テクストを読まずに、自分の思い込みの意見や感想を述べない。
個人的な価値観やイデオロギーが湧き上がり、距離が置けそうにない場合は、意見や感想を控える。
テクストの文脈は、その当時から見た評価、現代から見た評価、継続的な時間経過から見た評価。と複数の視点から評価する。
自分の意見や感想が正しいと思う時、それ以外考えられない時ほど注意する。
新しい考え、自分一人では及ばない考えにたどり着ける対話がかけがえのないものであることを忘れない。
メディアやSNSで類型や診断を使って他者について言及する人、それで利益や反応を得ようとする人の発言には注意する。
その人がいない所でその人の話をしない、その人に関わることを勝手に判断しない。
意見や感想を述べる時は自分の立場を明言し、〇〇という立場からは◎◎にみえ●●と言うことができると発言する。
文献やデータを引用する時は、必ず、著者と引用文献や作成者と引用元を記載する。引用文献や引用元が明記されないものは信用しない。
耳に心地よい言葉や強い言葉で共感を得るより、自分の言動、思考と実践が一致している方が大切である。
知と人を区別する。あたかも人が知を所有していて、その人自身が権威や権力そのものかのように理解してしまいがちだけれど、知そのものに権威や権力があり、知は人、あるいは集団と切り離して考えた方がよい。
言葉の論理的な整合性や指し示す事の妥当性を言葉の強さで高めようとする言葉に惑わされる事なく、言葉の論理や意味を吟味する。