ドゥルーズの非人間主義

 範疇(カテゴリー)と階層(ヒエラルキー)を峻別すること。しかし、それらが交錯することもある。そして、それらは接続(série)・連接(在立)・離接(出来事)する。それは、プレローマ(力と衝突)とクレァトゥーラ(差異)の交錯ともいえるし、意識と言語の成立条件とも考えられる。
 内包の説明として〔連合〕を、外延の説明として〔随伴性〕を援用する時、両者を対立させるのではなく、潜在(内包)/現働(外延)に働く、パラドックスを伴う二重性のカップリング〔知覚ー運動など〕とし、その媒介として効果(表現)〔感情、意識、時間など〕が現れ、連結の基準(超越性、俯瞰、メタ情報、差異の差異)となり得ると仮設を立ててみる。